2025.02.22 その他 フォトウェディング・前撮り 商品情報
和装前撮りの繁忙期が近づいてまいりましたので、
家紋のお話をさせていただきたいと思います。
※新郎様には結構重要なお話です。
和の結婚式(前撮り)で新郎様は「紋付羽織袴」を着用します。
↑江戸時代中期以降の礼装で、現代でも礼装として用いられています。
両胸に家紋が見えると思いますが、結婚式は儀式ですので正礼装の5つ紋入り羽織袴を着用していただく事になります。
両胸で2、背中に1、両袖裏に2の合計5つ。
↑こちらの家紋、「丸に九枚笹」といいます。
わたくし福本家の家紋で、16年前にこの家紋が入った紋付を着て結婚式を行いました。
↑実際の写真。
そうなんです!こういうアップの写真だと家紋って結構目立つでしょ!
ということで、紋付を着るご予定の新郎様々、ご自身の家紋をお調べくださいませ。
この話は接客時にも全ての新郎様にさせていただいておりますが、
ご自身の家紋を知っている方は体感で10%ぐらいかなと思います。
ほとんどの方は家紋を知りません。
というよりは自分の家に家紋があることすら知らないといった方が正しいかもしれません。
あるんです!
簡単に家紋の歴史をお話ししますと、、、
①平安~鎌倉時代に公家の間で流行。
②室町~戦国時代、敵・味方の区別を付けるために採用。急激に種類増加。
③江戸時代、羽織や裃などの礼装に家紋を入れる慣習が一般化。庶民も自由に採用。
③の流れが現代まで続いております。
生まれてから今日までご両親に、「ウチの家紋って何?」って聞いたことないですよね。
聞いてないから答えてもらってないだけで、聞いたら大半は答えが返ってきます。
もちろん返ってこないこともあります。長い歴史のどこかで言い伝えられなかった可能性もあります。
また、家紋なんて何でもいいですって方もいらっしゃいますので、
その場合は「丸に違い鷹の羽」という家紋を付けさせていただきます。
和装前撮りの写真を結婚式会場の入り口に飾ったり、ウェルカムボードにされる予定の方、
先程の僕の写真のようなアップの画像を採用する場合は家紋がハッキリ映ります。
お父さん、おじさん、お爺ちゃんに怒られないようご注意くださいw